白鳥の戦い
The liner engaged the liner
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このページは、以前に三脚檣掲示板で連載した「白鳥の戦い」に連動して、写真や図面を掲載したものですが、掲示板運営会社が当該掲示板を閉鎖してしまったために、本文を読むことができなくなっています。
対象とした事件は、第一次大戦中の1914年に、イギリスの仮装巡洋艦『カーマニア』とドイツの仮装巡洋艦『カップ・トラファルガー』が行った一対一の戦いですが、全体を冊子として編集し、有償での配布を行う予定ですので、当分の間ここに本文が掲載されることはありません。
英国キュナード社の北大西洋定期航路客船『カーマニア』
煙突は赤で、トップは黒。2檣2煙突の標準的な容姿だが、上構の高さに比して船体前後部の乾舷が小さい。
19,524総トン、最大速力:20.4ノット
『カーマニア』の4.7インチ (120mm) 砲
『カーマニア』のバー船長
ノエル・グラント艦長
ドイツ小型砲艦『パンター』SMS Panther:『エーベル』の同型艦
『エーベル』Eber は、1903年6月6日進水、満載排水量:1193t、全長:66.9m、幅:9.7m、平均吃水:3.58m
垂直三連成機関2基、2軸、最大速力14.3ノット、乗員:士官9名、兵121名
武装:10.5センチ40口径速射砲2門、37ミリ機関砲6門
このクラス6隻のうち4隻は、1914年秋に青島周辺で自沈している。
『エーベル』のヴィルト艦長
ドイツ、ハンブルク・南アメリカ・ラインの客船『カップ・トラファルガー』
18,805総トン、最大速力:19ノット
煙突は白で、トップが赤に塗られている。
『カップ・トラファルガー』の冬園
ブリッジの後方、最前部煙突との間にあった。当時、寒冷な北大西洋を走る客船では、こうした設備が流行になっていた。まだ、公室、客室とも冷房は一般的ではなく、空調はもっぱら機力通風に頼っている。低い位置の舷窓を開けるのは危険なのだが、開かないようにすることもできず、管理も難しい。
ドイツでは、1905年完成の客船に客用エレベーターを設置した記録があるので、本船にも装備されていたと思われるが、資料に記載はない。『カーマニア』にあったかは疑問。
『カップ・トラファルガー』の一等食堂
天井の高さなどに若干の誇張はある。
『カップ・トラファルガー』の一等喫煙室
喫煙のできる談話室という意味だったようだ。都内某所のスモーキング・カーとは趣が異なる。
『カップ・トラファルガー』と並んだ『エーベル』
トリニダーデ島における撮影。『カップ・トラファルガー』の煙突が2本しかなく、塗り替えられているのに注意。
2隻の大きさの極端な違いにも留意してほしい。
『カーマニア』のブリッジに備えられた弾片防御用のネット・スクリーン
2隻の戦闘を描いた絵画
何枚か描かれたものはあるようだが、状況は微妙に異なっている。
転覆した『カップ・トラファルガー』
『エーベル』と並んでいる写真ともども、『エレオノーラ』から撮影されたものと思われる。
戦闘後の『カーマニア』のブリッジ
悪魔のゴミ箱をひっくり返したような状況。士官の制服を着ているのはメイナード医師。
ドイツ客船『クロンプリンツ・ヴィルヘルム』
4本煙突の特徴的な姿。88ミリ砲2門を装備して仮装巡洋艦となっていた。
14900総トン、23ノットが可能な高速客船である。当時の塗色は不明。
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