ライバル・幸運な二人
The Rivals : Fortunate Tails
New Zealand and Moltke


 このページは、第一次世界大戦当時海軍の花形であった巡洋戦艦を、それぞれに比較しながら紹介していくものです。




 ここでは、イギリスの『ニュー・ジーランド』とドイツの『モルトケ』を比較しています。




イギリス海軍巡洋戦艦『ニュー・ジーランド』



HMS New-Zealand_1

『ニュー・ジーランド』

 右舷やや前方から見た姿。何かの儀礼直前のようで、上甲板縁に乗組員が整列しつつある。



HMS New-Zealand_2

『ニュー・ジーランド』

 艦首船首楼甲板からA砲塔と艦橋を見る。



HMS New-Zealand at Panama Canal

パナマ運河を通航中の『ニュー・ジーランド』

 1916年12月19日の撮影とされる。本文中にあるように、戦後ジェリコー提督夫妻の世界周航のひとコマだろう。運河に対してはかなり寸法に余裕がある。ホワイト・エンサインが印象的だ。



ドイツ海軍巡洋戦艦『モルトケ』



SMS Moltke 1

『モルトケ』

 左舷前方から。完成後間もない姿だろう。こちらも艦首旗が印象的だ。艦首の錨がなくなっているのに注意。こすれた跡はあるので、使ってはいたのだろうが。錨鎖口の直後にある4枚続きの四角い蓋は88ミリ砲の砲廓。



SMS Moltke 2

『モルトケ』

 右舷後方から俯瞰している。背後に写っているのは『ブリュッヒェル』ではないかと思われる。



SMS Moltke 3

『モルトケ』

 おそらく休戦後、スカパ・フローへ向かう時に撮影された一葉と思われる。舷側から水雷防御網が取り外されている。



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