掲示板連動企画 |
スカンディナビア輸送船団の悲劇 A Tragedy of Scandinavian Convoy : 1917.10.17 / 12.12 |
このページは、2009年4月12日から三脚檣掲示板に連載している「スカンディナビア輸送船団の悲劇」に連動して、図面や写真、データを掲載しているものです。
敷設巡洋艦『ブルンマー』 1916年4月2日完成、『ブレムゼ』 1916年7月1日完成
常備排水量:4385トン、満載排水量:5856トン、全長:140.4メートル、幅:13.2メートル、吃水:6.0メートル
ボイラー:石炭缶2基、重油缶4基、タービン:2軸、33000軸馬力、最大速力:28ノット
石炭搭載量:600トン、重油搭載量:1000トン、航続力:12ノットで5800浬、25ノットで1400浬
武装:15センチ45口径砲単装4門、8.8センチ高角砲単装2門、50センチ魚雷発射管2門、機雷400個
装甲:水線部帯装甲40ミリ、甲板15ミリ、司令塔100ミリ〜20ミリ
乗員数:309名
いずれも1915年にフルカン造船所で起工され、1916年に完成したばかりの新鋭艦だが、タービンには開戦によって不要となった、対ロシア輸出向けの巡洋戦艦用タービンが半数ずつ流用されている。艦首の形状に差があり、『ブルンマー』はドイツの大型巡洋艦類似の湾曲したステムを持っていたが、『ブレムゼ』は傾斜した直線的なステムとされている。
イギリスの軽巡洋艦『アリシューザ』級との形態的類似が意識されており、遠目には識別が困難だ。後部に主マストを持っているのだが、これを持たない『アリシューザ』に似せるため、マスト上部を降下させられるようになっていた。最大速力は、短時間だが30ノットを発揮したことがあるとされる。
駆逐艦『ストロングボウ』・R級 (後期M級)・1916年9月30日進水
常備排水量:930トン、全長:83.4メートル、幅:7.8メートル、吃水:2.7メートル
ボイラー:重油缶3基、直結タービン:2軸、27000軸馬力、最大速力:36ノット
重油搭載量:296トン
武装:10.2センチ45口径砲単装3門、1ポンド・ポムポム砲単装2門、53.3センチ魚雷発射管連装2基
乗員数:82名
駆逐艦『メアリ・ローズ』・M級・1915年10月8日進水
常備排水量:1025トン、満載排水量:1250トン、全長:83.3メートル、幅:8.1メートル、吃水:2.6メートル
ボイラー:重油缶3基、ギアード・タービン:3軸、25000軸馬力、最大速力:34ノット
重油搭載量:266トン
武装:10.2センチ45口径砲単装3門、1ポンドポムポム砲単装2門、53.3センチ魚雷発射管連装2基
乗員数:80名
いずれのクラスも、それぞれ同型艦とは名ばかりで、造船所ごとにかなり異なった設計がなされ、排水量、寸法などの異なるものが多い。武装はおおよそ統一されているものの、特に主機関に変化が大きく、ボイラー、軸数、煙突数の異なるものがあり、この時代の英国駆逐艦には、「同型艦」という定義を当てはめないほうが無事であろう
大型軽巡洋艦『フューリアス』・1916年8月15日進水
常備排水量:19513トン、満載排水量:22890トン
全長:239.7メートル、幅:26.8メートル、吃水:6.4メートル
ボイラー:ヤーロー缶18基、ギアード・タービン:4軸、90000軸馬力、最大速力:31.5ノット
重油搭載量:3393トン
武装:45.7センチ40口径砲単装1門、14センチ50口径砲11門、7.6センチ高角砲2門、53.3センチ魚雷発射管2基
乗員数:880名
駆逐艦『V100』・B97級・1915年3月8日進水
常備排水量:1350トン、満載排水量:1847トン、全長:99メートル、幅:9.4メートル、吃水:3.6メートル
ボイラー:重油缶4基、タービン:2軸、40000軸馬力、最大速力:36.5ノット
重油搭載量:519トン
武装:10.5センチ45口径砲単装4門、50センチ魚雷発射管6門
乗員数:114名
発射管は後部に連装2基、艦橋前両舷に単装各1基。
駆逐艦『G101』・1914年8月12日進水
常備排水量:1136トン、満載排水量:1734トン、全長:95.3メートル、幅:9.5メートル、吃水:3.7メートル
ボイラー:重油缶3基、タービン:2軸、28000軸馬力、最大速力:33.5ノット
巡航用に900馬力のディーゼルエンジン2基を装備している。重油搭載量:500トン
武装:10.5センチ45口径砲単装4門、50センチ魚雷発射管6門
乗員数:104名
発射管は後部に連装2基、艦橋後方両舷に単装各1基。
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